まずはどんな食事にしたいのか考える
和食は日本人にとってなじみのある料理なのでまだ味の好みも分からない初対面同様の相手との食事にももってこいの場です。
しかし和食屋ならどこでもいいわけではありません。
相手と気軽に楽しみたい時はカジュアルな和食屋、目上の相手なら格式のある和食屋など、相手とどんな食事をするかを想像しながらその雰囲気にあったお店選びが大切になってきます。
また、重要な話し合いをしながらの食事でしたら周囲が騒がしくないよう個室の予約を取るのもおすすめです。
和のスタイルといえば畳ですが、特に年配の方になると和食を食べるのは好きだけれど畳の上で長時間正座をしながら食事をするのは辛いと考える方も多いです。
そんな方への配慮として、まずはお店に座布団だけではなく足の下せる掘り炬燵形式の部屋や座椅子があるかどうか確認して、そういった物が用意されている部屋を選びましょう。
場合によっては座椅子の持ち込みが可能なお店もありますので、予め確認しておく必要があります。
事前の下見や口コミチェックもおすすめ
何度も通っているお店なら心配はありませんが、初めて食べに行くお店の場合には事前に口コミサイトで評判をチェックしたり、可能ならば下見として食べに出かけるのもおすすめです。
特に下見として実際に通ってみると、お店までの道順も把握できますし、実際の料理も味わうことが出来るので一石二鳥です。
また、一回通っておくことでそのお店の雰囲気にも慣れるので実際の食事会の時にも緊張せずスムーズに過ごすことが出来るでしょう。
もし道が分かりにくい場合は事前に地図を渡したり駅などで待ち合わせて一緒に行くのも良いですね。
下見の時には料理の味や見た目は勿論ですが、店員さんやお店全体の雰囲気、トイレの清潔感やバリアフリーに対応しているかどうかをチェックしておきましょう。
出されるメニューについて予備知識を仕入れておく
カジュアルなお店ならばあまり気にしなくても良いですが、会席料理など和食を代表するコース料理の場合、少しでも料理についての予備知識やマナーなどを仕入れてから食事をするとより和食への造詣が深まり、料理を楽しむことが出来ます。
和食のマナーは箸の持ち方から和室の歩き方まで奥が深く一朝一夕で完璧にマスターできるものではありませんが、例えば畳のヘリを踏まないようにしたり、刺し箸や迷い箸などマナー違反な箸の持ち方をしないなど、自分に出来る範囲のマナーから始めて少しずつレベルアップを図りましょう。
マナーは難しいと感じることが多いですが、なぜやってはいけないのか理由を理解すると覚えやすいです。