色々な和菓子
季節の景物が表現されているとても美しい和菓子には、饅頭、最中、羊羹なども含まれます。
煎餅、落雁、餅菓子もそうです。
さらに中国やスペイン、ポルトガルなどから伝わって独自に進化した、唐菓子や南蛮菓子も一種です。
特徴
油脂や乳製品、香辛料を使うことが少なく、主に米や麦など穀物、大豆や小豆など豆、でんぷんや葛粉などで作られます。
その原材料に砂糖や蜂蜜などを加えます。
茶請け
和菓子を茶請けとして食べる習慣が日本にはあり、日常的に楽しまれていますし、年中行事や冠婚葬祭でも出されることも多いです。
最も親しまれている物は饅頭や羊羹かもしれません。
水菓子
古代日本人は自生している木の実や果物をもぎとって食べていました。
それは間食としてもともとは菓子と言われていたのですが、今では水菓子と呼ぶこともあります。
カステラ、金平糖など
ボーロ、カステラ、金平糖などは和菓子でしょうか。
これらはポルトガル、スペイン、オランダの宣教師達がもたらした物で南蛮菓子になります。
他にキャラメルなどもそうです。
あんパン、クリーム饅頭
あんが入ったパン、クリーム入りの饅頭などは菓子パンとも呼ばれるように和菓子の一種です。
他に和スイーツというあん入りロールケーキも存在します。
製法
例えば大福、団子、おはぎなど餅菓子はもち米、うるち米を加工した物です。
羊羹、ういろう、黄身しぐれなど蒸しものは原材料を蒸した物です。
どら焼き、たい焼きなどは焼いて形成します。
練り切り、求肥、こなしなど砂糖や水飴などを練っら練り物、揚げ豆や揚げ芋、かりんとうなど揚げ菓子も見かけるでしょう。
最中、鹿の子餅、落雁
各種の製法から成る生地を組み合わせた最中、鹿の子餅などが好きな人も多いかもしれません。
落雁については、粉類に砂糖、蜂蜜などを加えたものを木型に入れて押し固めたものです。
文旦漬、飴など
甘納豆、文旦漬といった砂糖漬け菓子もあります。さらに飴、有平糖、おきな飴など、原材料を煮詰めた後に冷やして固めたものもあります。
雛菓子、盆菓子など
年中行事でお供えしたり、食べたりするものに雛菓子、盆菓子などがありますが、これらの和菓子を季語として句に入れたりする人も多いでしょう。
春季は桜餅、蓬餅、椿餅などです。
鶯餅、引千切、花見団子もそうです。
夏季は柏餅、ちまき、麩饅頭などになります。
水饅頭、水羊羹、葛切りなども夏の言葉です。
秋についてはおはぎ、栗饅頭、栗蒸し羊羹などで、冬はお火焚饅頭、千歳飴などです。