春に合う和菓子
上品な甘さがあり見た目も美しい和菓子は贈り物としても良く選ばれています。
そして季節によって合うお菓子にも違いがありますので、四季に合わせて選ぶこともおすすめです。
春の和菓子としては、まず桜風味の和菓子が人気となっています。
桜餅は塩漬けした桜の葉や花びらが使われており、その風味をしっかり楽しむことができますし、色も薄いピンクに染め上げられ、見た目でも春の雰囲気を醸し出してくれます。
この他では生のイチゴを用いた甘酸っぱい苺大福も現代風の和菓子として人気です。
花の形に作られてた乾菓子やお花見の季節に人気の三色団子、さらに春の情景をイメージして作られた見た目も美しい練り切りなども春におすすめの和菓子です。
夏に合う和菓子
夏場は暑い季節ということもあり、生クリームやバターをたっぷり使った洋菓子はあまり食べたくないと感じている人も多いのではないでしょうか。
そんな場合はよりあっさりとした和菓子に注目してみましょう。
夏の和菓子では冷蔵庫で冷やして食べるタイプもおすすめです。
寒天であんこを固めた水羊羹は贈りものとしても選ばれることが多い、夏を代表するお菓子です。
このほかにも透明感があり見た目も涼し気な水まんじゅうや、葛饅頭、わらび餅なども夏場に人気の和菓子です。
5月の子供の節句に良く食べられているかしわ餅や、カステラ生地を鮎の形に整えた鮎焼きなども初夏を代表するお菓子と言えます。
真夏は食欲もかなり落ちますが、そんな場合も宇治金時やミルク金時などのかき氷はあっさり楽しめることで人気です。
秋に合う和菓子
食欲の秋とも呼ばれる秋も和菓子がおいしい季節です。
この時期は旬の栗やイモ類などを使った和菓子が人気となります。
栗まんじゅうや栗蒸し羊羹は良く知られた存在ですし、お月見の時期にはお月見団子やウサギをモチーフとした可愛らしい和菓子も人気となります。
あんこをたっぷり使った、おはぎもお彼岸の時期にはよく選ばれています。
冬に合う和菓子
冬は一年でも特に寒い時期ということもあり、温かい和菓子が選ばれることも多くなります。
代表的なものでは甘く煮た小豆と柔らかいお餅を楽しめるぜんざいがあげられます。
さらに焼き菓子としては鉄板で焼く回転焼きや鯛の形に焼かれた熱々のたい焼きも人気です。
このほかでは、お節料理にも使われる栗きんとんも冬の代表的なお菓子と言えます。
熱いお茶も美味しい季節ですので、お茶の種類に合わせて最適な和菓子を楽しむこともおすすめです。