寒い冬は身体が温まる鍋料理
冬に食べたい和食料理として一番に挙げたいのは、やはり温かい鍋料理ではないでしょうか。
家族や仲間などで集まり、1つの鍋に身体を寄せ合いながら頂く鍋料理は心も身体もほっこりと温まるものです。
肉や野菜、魚介類などを入れた鍋物と白いご飯があれば、いくらでも食べられるのではないでしょうか。
また鍋料理はお酒との相性もよいので、お酒を飲みながら、頂くのもお勧めです。
鍋料理で贅沢なものといえばやはりすき焼きでしょう。
すき焼きは家庭で頂いてもよいのですが、すき焼き専門店で頂くすき焼きも大変美味しいものです。
すき焼きは元々江戸時代の農夫たちが農具の鋤の金属部分を鉄板の代わりに魚屋豆腐などの食材を焼いて食べたことから、すき焼きと呼ばれていたくらいなので、家庭では牛肉以外にも色々な食材を利用してアレンジしてみてもよいでしょう。
関東と関西では味付けの仕方に違いがありますが、日本全国、溶き卵をつけて食べる食べ方は同じようです。
1000年以上の歴史があるうどんは国民食
寒い冬に頂きたいのは、やはりうどんです。
風邪をひいてしまった時や、受験勉強の夜食としても、お母さんがうどんを子供に食べさせることも多いのではないでしょうか。
うどんは中国で生まれ、なんとそれが西へ伝わりイタリアのパスタになりましたので、麺類の起源はまさに中国のうどんにあるといっても良いでしょう。
1000年の歴史があるうどんですが、今のように長細いうどんの形になったのは江戸時代からです。
カツオ出汁と醤油で作った汁にうどんを入れて食べるスタイルは江戸時代からきています。
地方によって食べ方も様々で、うどんの太さやつけ汁にも様々なスタイルがあるでしょう。
栃木県では耳の形になった耳うどんがあり、餅の代わりに耳の形をしたうどんを食べる風習があります。
山梨県では、水田が少ない地域であるため米が貴重で小麦粉を練り丸めたほうとうといううどんが食べられていました。
愛知県では、うどんを早く茹でるために、麺を平ぺったく伸ばしたきしめんが食べられていますし、冬の時期は味噌や野菜、卵などの具材で煮込んだ味噌煮込みうどんがよく食べられています。
冬の寒い時期は温かいうどんは最高のご馳走だといえるでしょう。
おでんも1000年の歴史があります
おでんといえばコンビニのおでんを連想するぐらい、とても身近な食べ物ではないでしょうか。
寒い冬は温かいものが食べたくなります。
おでんもうどんと同じように1000年の歴史があり、室町時代の豆腐田楽が元になっています。
昭和初期から、今の家庭のおでんが普及し始め、家庭では色々な具材のおでんが食べられるようになりました。
屋台専門店などもありますので、熱燗を一杯頂きながら、好きな具材を注文して頂くことが出来ます。
最近では従来の具以外にも、トマトやウインナーなど色々な変わり種があるので、色々な味に挑戦してみてはいかがでしょうか。